「歴史の狭間のベラルーシ」服部倫卓

まずご自分の能力不足と「パッチワークのような内容」に謝罪されて、でももともとベラルーシの歴史ってのがパッチワークみたいなものなんだよなと。ええと、白ロシアという言い方のほうが馴染みがあるかと思われますが。
国内ではこのベラルーシ白ロシア、という以外にもヨーロッパの学者があるのだと勘違いした“アルバニア”(現在のアルバニアとは全くの別物)という地名がたらい回しされた挙げ句に→“ロシア・アルバ”→ベラルーシと変化し、ババ引きのように名乗る名前がなかった彼らが名乗ることになったのだという説も(それでいいの;)。
そしてその「彼ら」というのはとある地域で、ロシア人でもなくポーランド人でもウクライナ人でもない集団だと捉えるのが妥当らしく、ぶっちゃけて言葉も微妙にズレ「あれ? どうして両親の言葉でもないのに民族教育されるの?」というような事態もぽちぽち。
ど、どうか、あまり気にしないままで健やかに生きて下さい。。。
全然自分たちと関係のない戦争の舞台になっても、自国から英雄のような存在を出していても境界線の関係で隣国に分捕られ(リトアニアの歴史学者さん酷い!)、イスラエル建国の立役者も輩出してるってことはユダヤ人も結構いたんだろうなあ、と思えどあんまり知られておらず(まあ、迫害を主としたマイナスの宣伝のせいですね)。
チェルノブイリ原発事故では当事国でもないのにもろに影響を被った上に、微妙に各対応からもズレ。悪気すらなくて忘れられていたんじゃないかと思えてならない...orz


国内に親ロシアや反ロシアやまあその他もろもろの思想がないでもないんですが、とりあえず反発の勢いすら弱いです。独立後の迷走も本当におろおろって感じで。
むしろ何故生き残ったんだろう、と思うんですが、不幸にだけはならないで欲しいなぁ。