『ダイナマイト・プロフェッショナル』#2 ロンドン

60年代に住民たちの憧れの的であったという高層マンションが、今ではすっかり寂れ、むしろ街の景観を壊している、という説明にはなんの疑問もないんですが、ちょっと待てやこら、2000年過ぎくらいの番組だったとしても何年で飽きたんだ?!
(しかも元住人が近隣で暮らしているというので飽きたのは高層のみという。)
場所はロンドンの比較的簡素な住宅街、数メートルしか離れていないような距離に児童施設があり、そもそも四方を住宅が占め、マンションの地下は地下水路が通っているという(湿気とかはそんなに問題ではないのかな? 日本以外はわからん)。
いい環境ではないかと思うんですが、もちろん、爆破するのはかなり手間です。
とりあえず児童施設の間にはコンテナを置き(避難はさせるけど、子ども相手だと瓦礫とか鉄とかでも残すと十分危ないよね;)、地下水路は補強工事、どの方向にも倒せないので時間差で内側に崩す、という方法で(中を先に爆破すると外側が中に倒れる)。
しかも、前回よりも破片を細かくする算段なのか、爆破予定階がかなり多い。


そもそもこの回、冒頭に瓦礫が見物人の近くまで飛んでいるところや、同じく女の子が死んでしまった、という内容が挿入されていたんですが、下手するとそういう危険があったかもしれない、というのはなんとなくわからないでもないかなぁ。
まず風化が激しく、どの程度の強度が残っているかがわからないので実物の柱一つを使いどの程度の爆薬で壊れるかを確認。それに沿って全体の計画を立てていきます、大雑把にシュミレーション見てる限りでは崩れ方が三段階くらいに別れていたような。
そしてまあ、“最高のチーム”なので(しかも地元だってw)、ほぼ完全にシュミレーション通りにやってのけましたよ、お見事w