『ダイナマイト・プロフェッショナル』#3 発電所

えーと、コンクリートは爆破以外で砕くのは大変でしょうが、なにも鉄柱は爆破で砕かなくてもあとからバーナーで裁断してもいいわけだし、鉄の破片が高速で全方向に飛び散るってぞっとしますよね。覆いが出来ない、じゃなくて覆っても敗れるのかもね;
基本的に鉄柱の類は、破壊というより「倒す」のが主なようです。


今回の舞台はイギリスのみならず、欧州で一番古いのだという発電所で、しかも近所には今も稼動している送電所が、そして真ん中の塔とそこをつなぐ石炭を送るための、、なんて言いましたっけ? まあ、筒状の部分がありまして。
ところがその筒とつながってる両脇の建物は残せというお達しが。
窓も見たところずいぶん壊れているようにお見受けするのですが、一体なにに使うんでしょうか、ひょっとして古い建物の保存という意味なんでしょうか?
そもそも発電所で爆破って危ないんじゃないかなぁ、とは思ったんですが。
塔の後ろの土地が空いてはいるので倒すことは出来るものの、送電所はその少し先に、三箇所が「残さなくてはならない」建物につながり、それぞれの長さが違い、落下させる部分のせいぜい三倍の土地の幅しかない、という説明を聞いているうちにだんだん、数秒以下の単位で調整しなきゃ爆破以外の方法でやっても危険性一緒かも、と思えてきました。
でも、このチーム以外には頼まないな、うん(国営ですので多分依頼者は国)。
使われる爆薬は連結部分のみダイナマイトであとは鉄柱を倒す方向に切れ込みを入れ、そこにつなぎの板を差し込み、“ブレード”と呼ばれる刃のように飛び出す火薬(というより火薬を使った仕掛けかな?)で吹き飛ばす、という手順。
相変わらず寸分の狂いもない見事さでしたが、いや、どきどきしましたよ。