『爆問学問』#44 篠田謙一(分子人類学)

“どこから来たのか ニッポンのヒト”、私はまあ、今現在「国」というものに興味が向いているのですが(近代史やった人間の一部がわりとそうなんですが、ナショナリズムが結構長いこと苦手だった反動かとw)、だからこそ逆に、遺伝子を取り扱っている人が「国はどこにも出てこないですねぇ」というのに賛成です。だって人は動くもん。
ちょっと不謹慎な例えですが、それこそ国の純血(そもそもなんの?)を実現しようとしたらナチス・ドイツ並っすよ、あそこまでとんでもないことをしても無理という。


爆笑問題の田中さんは一番遺伝子的に多い東アジア地域の、一番多いタイプ、とのことでちょっとやだなー、とか言ってましたがすっごくらしいと思いました。そこがいいところなんですから! で、太田さんは案の定、ある程度珍しいタイプではあったんですが、まー正直、それほど数は少なくないと思うんですよね、レベルはともかく、ものすごく珍しい方向性でもないしなぁ(てか、その言い方だと全てが遺伝子で決められてると考えているみたいですね、まあ、方向性というか傾向というか)。
で、先生はというと、ヨーロッパ人種の系統がちょっと混じってるとか。けっ。
そして話は人類の直接の祖先がアフリカからアラビア半島を通ってアジアに入った、という経路に、ヨーロッパには? との質問に「その頃は別の原人がいたのですね」という答えが、あ、そんな頃から勢力図って存在するんですねー。まあ、アフリカ大陸に2万5千人程度だったろうという時点で我々の知っているのとはかなり違うんでしょうが(でも一つの大陸を出るってそれなりに事情が出ないとやらないよね、この番組でもやってましたが)、えーと、アフリカ出身が現在のホモ・サピエンスで、ヨーロッパにかつていたのがネアンデルタール人でしたっけ? そういやこの辺、私が昔習った内容とも違う気がw