『メガスト』イタイプダム:世界最大出力の水力発電

イタイプダム−Wikipedia
ブラジルとパラグアイの国境線上に存在する、発電量世界一の“イタイプダム”が取り扱われていたわけですが、なんとなく連想してしまったのが「子はかすがい」、えーとなんというかそもそも建設予定地を人口の急激な増加による電力消費拡大を予測してブラジルが水力発電ダムを計画したのですが、これがなかなか上手い候補地がなく。
探しに探した結果がパラグアイとの国境線のちょうど真上。
しかしその時点で内戦、、じゃない、すみません、紛争の真っ最中だったのでなかなか話がまとまらず、数年越しで建設の着工に取り掛かったらしく、そしてその後の建設中にもいろいろと問題があったようなんですが。
いまだに世界一を誇り、電力半分こって約束も守られているところを見ると費用は折半だったのかなぁ、とか、作業員は主にブラジルから集められたようだったなぁ、とか(まあ人口が多いんだからそれも当然な気もする)、ぶっちゃけてブラジルさんはパラグアイと揉めそうになったら最優先で回避せざるを得ない気もします。


巨大なダムの水底となって沈むための住民たちへの補償、その地に棲まう珍しい動植物たちの保護、1970年代のその頃には存在していなかった自然保護運動の先駆けとなったんだよとか、ダムの地盤が思ったより緩いことで発生した問題や(地盤を削り強化コンクリートで固めました)、40度を越える気温のためコンクリートが劣化するのを防ぐ冷蔵施設に、タービンが出来上がるまでの間の水を逃がす仕組み、と次々と発生する問題を正直よくまあ的確に対処してたなぁ、と思います、いろんな国の技術者さんがいたのかもなぁ。
しかし、イタイプダムのミニチュア崩壊シーンはあのタイミングで入れなくてもっ。