『ナショジオ・サイエンス』究極の高速道路:アウトバーン

アウトバーン−Wikipedia
区間によっては“速度無制限”と言われていて恐らく世界的にも有名なんじゃないかと思われるわけですが、ドイツのアウトバーン、そのイメージと裏腹に技術としてはカーブを緩やかに傾斜は4度以内、道路の厚みは60〜100cm、傾斜を付け水を排出。
毎日のこまめなメンテナンスに、専門の救出部隊に車の修理から怪我人の手当てまでをこなすチームまでと実に地道で堅実、そしてアウトバーンに魅せられた技術者たちは日々こつこつと開発をし、専門のサーキットで訓練のサービスを行うという。
そして無制限区間以外での地道な取締り、違反者の撮影、厳しい罰則に初心者へのアウトバーンでの教習と実に利に適っているというか、ぶっちゃけて地味だ!
とか思ってすみませんすみません、しかしウルトラC工法とか困難な作業とかそういうことは全くなく、普段から備えあれば憂いなし! を地で行く感じは実にドイツです。


で、ちなみに元の構想は1920年代にワイマール共和国ドイツ帝国みたいな)、一度資金面等々で頓挫したこれが復活したのがヒトラー政権家でもって第二次世界大戦の数年後に計画が復活したのだそうで、なんかドイツの歴史の縮尺図みたいなところがないでもないですが、あんまり大規模でところによっては山を崩す必要すらあったというのである程度の強い政府がなければ無理だったというのもわからないでもないですね。
んで、この道路に向けて世界中からスピード狂が集まるそうなのですが。
どっからどう見ても生活道路です、数路線ありますがお願いですから無理しないであげて下さい、渋滞緩和のための標識のコントロールに、全線に張り巡らされた事故対応に常備されたヘリに救援車、実にこうなんというか、いい道路だと思います、本当に。