『東京人』1999年09月号「なつかしの鉄道をたずねて」

いわゆる鉄道廃線に関しての特集号、特集以外にも地味に政治対談が面白かったです、この手の記事は正直しょうもないことが多くて好きじゃないんですが、マスコミの特性から政治体制までトータルに眺めた上で英米との比較だと古びることはまあないなw
とはいえ、ここで扱われていたようなものが「なつかしの」と言われるとなんか疑問、雑誌が基本的に鉄道雑誌ではないというのもあるんですが、廃線のほとんどが貨物線とか砂利運送線とかダム工事用路線とか、軍事路線ですしねー。
いや、東京都水道局が持ってた路線って話が面白くないとは言いませんが。
34〜37pの廃線地図を見ている限りでは京急、京成辺りにも廃止駅があるみたいだったので、その辺も記事があったら良かったのに、とは思ったんですが難しいんでしょうか、これが『東京人』じゃなかったら横浜駅辺りを期待したいところです、まあでも、ターミナルとかじゃないと難しい面はあるんだろうなぁ、あくまでも写真がメインな分、跡が残ってないと記事になりにくいだろうしね。
京王線の新宿駅絡みは前から読んでるんですが、変化激しくていろいろわかんないw
なにより、戦中に路線が変化してしまっている関係上、もうきちんと記憶に残ってる人そのものが少ないんですよね、実相寺昭雄氏なども大概いい年なんではないかと思うんですが、その方の戦前の記憶にしてからがお父さんに連れられてって時期だしなー。
路線が曲がってたような気がするのに、等々どうも記憶が怪しいようで。


というか、これ書いてて気付きましたが廃線特集じゃなかったw とはいえ、高架下巡りなどはともかく、鉄道博物館の記事読んでもさして面白くないしな。
土地の雑誌らしく、産業鉄道系の記事とかもうちょっと読みたかったですかも。