『ナショジオ・セレクション』スーパー・プレデター

ティラコレオ−Wikipedia
フクロライオンの現在一番近い動物がコアラ、というのも大概だったんですが、むしろ史上最大の鳥類、3mにもなるサンダーバード(←通称、学名はドロモルニス)がカモ、というほうが若干衝撃的でした、モアやエミューやダチョウって私も思ったよ!
で、この二種の動物がいたのはなんでもオーストラリアの中新世から更新世。
正直古代の時期を示しているらしいということしか知りませんごめんなさい、気候の変動で(主に氷河期とか)区切っているということだけしか覚えてません。んでもってこの二種の動物が“スーパープレデター”、凶暴な肉食獣だったのではないか、という仮説を証明しようとしたオーストラリアの学者さんの番組だったのですが。
まあ、最初にコアラとカモ、と聞いた時点でこりゃ駄目だ、と思っちゃったんですが(そして実際大抵の学者さんたちもそんな感じでしたが)、なんだかんだと体格の修正を行い、骨格からアニメーションを起こして貰い、動きの再現を、と頑張っておられまして、最終的にサンダーバードは視覚が心もとないものの嗅覚に頼る肉食(確かに草食に必要ないクチバシの大きさだという気も)、フクロライオンは捕食者だったのでは、という結論に。
フクロライオンってそもそも有袋類で猫科ですらないのに、リチャード・オーウェン(英・生物学者)が頭部しか発掘されてない段階で勝手に「フクロライオン」て名付けちゃったんだよね、という話だったんですが、学者の直感ってすごいな。。。


とはいえ、結論よりも筋道が面白かったですね、オーストラリアの当時の気候からとても獲物となる大型獣が存在したとは思えない、という説からディプロトドンが見付かった、という辺りが受け入れられる分岐点だったかなー、と個人的には。