「カラマーゾフの兄弟」上、ドストエフスキー

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

ロシアの文豪、ドストエフスキーさんは、原稿料を稼ぐために文章の水増しをしていたと言われているっていうか、なんかどうも当人がそう言っておられたみたいなんですが。
それはこのみっちりぎっちり、と詰まった文章のことですか。
確かに、一人の台詞が文庫本のページラストくらいから始まり、見開き2ページをぶち抜けてさらにその次のページまで延々と続いていたりはしますが。
一体、どの部分の手間を抜いておられたんでしょうか。


ところでまあ、どうでもいいことかもしれませんが美形揃いです。
この本は一応メインがほぼ血縁者、一人の男とそれぞれ母親が違う息子たち三人と、それに関った女性たちなのでそんなに違和感があるってこともないんですが。


しかし他の本でもそんな調子なようです、とゆーか、女も美形だけど男が強調されてるよ! というのが「罪と罰」だそーです、友人が激しく突っ込んでました。というのはどうでもいいこととして。
息子たちの中の三男は天使なんだそーです。
どの辺を指してそう言われているのか、いまいちわかんない部分はないでもないんですが、まあ悪意とかはないっぽいですよ。とゆーか、別に当人ががっつかなくても誰かが自動的に世話をするだろうと作者どのが言ってるので(ホントに作者)、単に特にそんな必要がないだけかもしれません。
あと父ちゃんがあれです、女好きのろくでなしです。息子と女取り合うわけですよ。
そしてしまいにゃ殺されてしまうわけですが、というところで以下次巻。