『野生の楽園』#11 南ジョージア島:氷のパラダイス

日本バイオロギング研究会 - ナンキョクオットセイ - PukiWiki
なんでもペンギンとアホウドリは同じ祖先を持っているらしく(知らんかったー)。
海の覇者がペンギン、空の覇者がアホウドリって、、、なんだその最弱の覇者?! と思ったんですが、よく考えてみたら大量の脂肪を身体に蓄えヒナに至るまで食料を獲らずに数日を耐え、年間を通して南ジョージア島にいられるって時点でかなりの有利なのか。


南ジョージア島は“南大西洋に投げ込まれたアルプス山脈”、南極に程近い無人島で(昔は捕鯨基地があったようですが)、キングペンギンの最大の50万羽を初めとして島の生物量(重量計算なのかな?)の半分を占めるジェンツーペンギンやマカロニペンギン。
翼を広げると最大3mになるワタリアホウドリは約8ヶ月を掛けてヒナを育て(つがいは固定、子育ては一匹のみで一年置きに産卵するそうです、寿命も結構長そうだな)、他にハイガシラアホウドリ、マユグロアホウドリ。南半球の9月に春がやってくると海岸線の砂場にヒョウアザラシやミナミゾウアザラシがやってきます、なんでも冬はメスが南極海へ、オスは島の周囲にいるそうですが、出産のためには砂地がいるのだとか。
同じく春になると気候の厳しい南岸の3000m級の高地に唯一生息することの出来るユキドリが、個人的にはこっちのが覇者に相応しい気がw ナンキョクオットセイはどこにいるんだっけ、砂場はアザラシだし、海辺の草原かな?
島の中に高さを保って生えるタソックの茂みの中にはサウスジョージアタヒバリ、キバシオナガモ、アオミズナギドリが大量に隠れています、昼はなんでも外に出るとナンキョクオオトウゾクカモメに食べられてしまうらしく、基本的に移動は夜なのだそうですが(草原のない時期は渡りでしょうね)。巣にいても引き摺り出されるのだとか...orzいやん