「日本の鉄道 120年の話」沢和哉

んーと、1972年に発行された「100年の話」がその20年後(+1w)の1993年に新版になったということになるのかな? 前の本との詳しい違いはわからないんですが、内容読んでいる限りでは特に手を入れてないんじゃないかと。
1993年に書き直してたらどう考えても“馬車軌”とか書き直してそうですしね。
馬車軌について触れてるんですが京王線と都営新宿線と東急世田谷線に触れてないというか、1972年ならともかく1993年だとありえないw)


1872年に京浜間で現代の東海道線である初めての路線が出来たよ、ということなんですがさすがにこの年数なので満遍なくというわけには行かなくて主に初期の鉄道と、それからどちらかというと全国的に展開していく、という体裁だったかなと。
特に私鉄を避けていたというわけではないと思うんですが(中央線の前身の元私鉄だった甲武鉄道とかきちんとページ割いてましたしね)、時期を考えるとこれはこれでこれで仕方ないかな、という気も。
時期的に現在の南海と京急、広域というニュアンスで小田急辺りだったかな?
もうちょっと幾つか触れてたとは思うんですが、それほどの量ではないです正直。
んで、なにに主にページを割いていたかというとなんと言ってもトイレ事情かなぁ、我慢しきれずに走行中の鉄道の窓から銀河を作って罰せられたとか。鉄道の発展に寄与した方がその辺のせいで命を落としておられたりとか。
若干長すぎて読んでて閉口したんですが、ただ、当時の状況を一から伝えないと状況がわかりにくい、ということを考えると仕方ないのかもなぁ。出発を知らせる太鼓や鐘の音、座席の変遷などと趣旨は同じってのは読み終わるとわかった気はします。