『野生の楽園』#17 イエローストーン:アメリカの聖地

イエローストーン国立公園−Wikipedia
1857年に国立公園として制定された時点で、彼らが守ろうとしていたのはあくまで“自然環境”だったらしく(間欠泉とかガラスと黄色い石で出来た川とか)。とりあえず、捕食動物であるオオカミとピューマを“悪”として公園から駆逐。
しばらく経って増えすぎたエルクも容赦なく狩っていたそうです(が、草食動物は肉食獣と違ってそう簡単には減らせないかと;)。んで、その失敗を経てようやっと「生態系」というものに思い当たり、オオカミを人工的に戻す、という試みが行なわれ。
しだいに公園内の環境も回復、気付いたらピューマも戻ってたよ、という話自体は感動的だとは思うものの、人間は環境を守ることも出来るんです、というナレーションにはちょっと賛同しにくいものがありました、、、誰がやったんだよ誰が。
ただ、当時の人間にとって肉食獣はライバルだったんだよね、とまで言われると逆にしょうがないなぁ、と思えはしました。しかし一時が万事短絡的だよなアメリカ...orz


オオカミやピューマの他に獲物のエルク、コヨーテ、キツネにネズミ(エルクはキツネに手の負えるサイズではありませんw)、先住民族の一つジョバンニ族が“バッファローの土地”と呼んだアメリカバイソン、“グレーター・イエローストーン”と呼ばれる山岳地帯に一帯で最強のグリズリーベア、川辺にトビゲラ、ミサゴ、マスにカワウソ。
もともと数々の先住民族が様々な名前で呼んでいたのだという、動物以外にもなかなか自然の景観が面白い地だとは思うんですが、なんかちょっとびっくり箱的というか、シンプルだよね(間欠泉とか特に)(地面の穴から時間が来ると温泉が噴き出すものです)。
ひょっとしたら昔のアメリカ人て、先住民の人とそんな違いなかったんかなw