『病の起源』#1 睡眠時無呼吸症〜石器が生んだ病〜

睡眠時無呼吸症候群−Wikipedia
病気の番組というのはちょっと興味があったんですがなぜかそれがわりと最近話題になったばかりの“睡眠時無呼吸症”ということもあって、どうかなぁ、と思っていたんですが、石器の発達と共に食べ物を噛む必要性がなくなって顎が退化、そして言葉を手に入れた、という展開につながるとはさすがNHKスペシャル、話が深かったw


基本的にいびきもそうなんですが、舌が顎に比べて大きく厚い、ということが睡眠時の気道を妨げる原因となってしまっているらしく。ちゅーか、舌も顎の退化と共に小さくなっても良さそうなものなのですが、そこはそれ、舌の複雑な動きを組み合わせて言葉を手に入れてしまったのでそうも行かなかった模様です、あー、なるほど。
なんでも、チンパンジーだっけか? 類人猿の研究をしていて、確か一番賢い親子はほぼ完全に言葉が「わかっている」のに喋ることは出来ない、それはそれだけの声のバリエーションを作るための舌がないからなのだとか。
んで、その中でさらに太り気味で舌に脂肪が廻っている方と、あとは顎が小さくなってしまったいわゆる小顔の人にその危険性があるのだとか(歯並びなんか話でも顔が小さくなっていると聞きますね、一本分くらい多いって言うんだよなぁ、あれも)。
基本的に顎が退化しているのは噛む必要性がなくなっているから、そしてその源泉は石器を手に入れた時、獲物を切り裁けるようになり、そして火を通すことを知っていったんでしょうね、土器を手に入れられれば煮炊きも出来る、と、なんだ現代の問題じゃなかったんだなぁ、必ずしも。戦後に急速に、とか言ってるんですけどね。
案外、またなんらかの進化をしていく過程という可能性すらあるのでしょうか?