『食彩の王国』#225 ひき肉

ハンバーグ−Wikipedia


どちらかというと手の加えようがあまりないステーキ肉の類より、ひき肉のほうが日本人の気質にもともと合ってるんじゃないのかなー、とは確かに思ったんですが、ハンバーグ(当時はそれ以外の呼び方をしてたそうですが)を作るのに塊肉を包丁で叩いてミンチ状にするのはちょっとやりすぎかも、とは思いました。
とはいえ、肉食そのものがほとんど縁がない時代だと、くず肉や余りが出ることはない気はしないのかもしれませんね。ひき肉はもともとそうやって、本来食べられない部分を無駄にしないために、という観点でもって生まれた庶民の味方なのだとか。
(あー、でも、昔の日本人にすごく馴染みがある感覚だった気もしますねぇ。)
番組では多分ドイツの作り方、アメリカの名前が付いたハンバーグの他に、餃子やミートソース(子どもが好きなものの定番ですね、本当に)。本来の役目に戻って戦後のお母さんの家計と子どもを支えた数々のひき肉料理。
あと、霜降り肉の切り落としを使ったメンチカツ、採算取れてるんでしょうかw


ところでこう、わりとどうでもいいことなんですが、明治期のメニューを再現している中に一つ見覚えがあるような気がしてしょうがなかったのは何故...orz
日本人の味覚に合うように、当時は試行錯誤の末なのか数々のメニューが登場、現在のハンバーグの形に徐々にまとまっていったのだとか、欧州の国で(私が聞いたのはイタリアですね)玉ねぎを入れないハンバーグが一般的だと聞いたことがあるのですが、その辺も日本人好みにアレンジされた結果だったのですかしら。