『地球の鼓動』#11

スペインオオヤマネコ−Wikipedia
一つ目の話題はスペインのイベリアヤマネコ、なんでも3500万年前のアフリカ種の名残りを残すという、大型のネコ科動物の絶滅危惧種(この種が絶滅すると数百年ぶりの大型ネコ科の絶滅だとか)。
スペインで伝統的に行なわれている野ウサギ狩りによって餌が減少、飼育によって個体数を増やす試みも行なわれているそうなんですが、詳細はわかりませんがなにかずいぶん難しいみたいですね、人間を近づけるわけにいかない理由があるのかな、と思ったんですが。
ああいや、後に野生に帰すつもりならそれも当然か。政府の主導によってイベリアヤマネコの生息地の狩猟権の買い取りや、乱暴な手段なのだそうですが野ウサギの個体数を増やす、ということも行なわれているようです。そういや、他の回でもワシの保護のためにネズミ増やすっていうような方法が紹介されていたなぁ。


二つ目は1939年に制定された“ボスケ・デル・アパッチ野生生物保護区”、ニューメキシコ州の主に野鳥の楽園なのですが、近くの川にダムができることで一時いくつかの鳥類の生息数が危ぶまれたものの保護区になって以来、数は回復、、、したところまでは良かったものの、穀倉地帯の存在もあって逆に数が増えすぎてしまい、このままでは個体数の過密によっていつ伝染病が蔓延するかわからない、と危ぶまれているのだとか。
そういや、西ナイルウイルスって感染症の時にも名前見たなぁ。
三つ目はフロリダ・キースの“ドライ・トルトゥーガス国立公園”、世界第三位のサンゴ礁その他を守るために2001年に漁が禁止されて以降漁場が回復し、周辺の魚場にまで恩恵をもたらしているということとその地域のパトロールでした。