「ダ・ヴィンチ・コード」上、ダン・ブラウン

一言で言うと図書館に2セット並んでいたから借りた、というだけの動機なんですが(評価が高い本を読みたい気持ちはわかるんですが、最新ランキングだけが好きな人多いの謎ですねぇ)、思ったより面白いというかメインの“謎”はまあ置いといて。
むしろ登場人物たちの言葉に散りばめられている皮肉のほうがよほど問題ではw
なんでわざわざヴァチカンの法王さまが「反論」してたのかなぁ、ぶっちゃけて煽ってんのかとか思いましたが、確かにどさくさに紛れてなにすんだとは思うかもー。いやいや、追求される謎部分はいいのよ、まだラストは知らないけど(でもこの映画をテーマにしたらしいドキュメンタリーを見てるのでなんとなく見当は)、そっちは別にいいよね。


あと、ローズ・ラインとかの小ネタも面白かったです、罠が雑学絡みなのかww
えーと、アメリカ人の宗教学者がフランスのパリに公演に行きましたところ、その日「会いたい」と申し入れてきていた同じジャンルの学者さんが死亡、撃たれて絶命するまでの間に自分の腹に血で五芒星(星型ね)のマークを描き、血を流してブラックライト(微かな血痕を見つけ出すために使います)に反応するペンのメッセージを残し。
そのアメリカ人学者ラングドン氏を指して「彼を探せ」という文章が一番最後にあったものでフランスの警察はすっかりと犯人扱い、されていたところに被害者の孫娘である科学捜査官(たまたま身内だったというより、彼女が暗号担当だったから被害者が暗号を残した、ということのようですね)が学者に接近し、アメリカ大使館へと逃げ出すことを提案。
またずいぶん思い切った行動だし、メッセージには犯人と示す内容でもなかったのに、警察側もちょっと早急ではあるんだよね。まだなにか隠されているのかしら?
ところでオプス・ディとかシオン修道会とかいいんかな(知ってるんかい)。