『都市環境デザイン論’10』#3 コンパクトシティと都市環境デザイン

まずいきなり城下町熊本の絵図とか出てきたんですが、なんでもコンパクトシティの概念に近い都市を、ということでこの回丸々一回を使ってかつて加藤清正が構築したという城下町が例に挙げられるということのようですw
うーん、大雑把に(身分制によって)複数の役割を持つ区画が有機的に接続され、周辺農村との緩やかな連続性と、都市の中に自然が取り入れられている、という辺りが主題かな? で、どうもこの話はかつての城下町時代が、というだけでなく、熊本市が現在もその名残りを残しているということのようです。実際周辺の都市より人口減少してないんだって。
人口百万の水源が阿蘇山に染み込んだ湧き水で成り立っている、広さはだいたい23区くらい。都市圏70万人、周辺域100万人。行政サービスは十分成り立つ規模ですし、ちょっと周辺域に踏み出せば釣りをするにもレジャーをするにも広大な自然に全く不自由しない。というのはそれは確かに恵まれてるよなぁw


「中心市街地活性化計画」でも都市の中に通る白川という川によって中心街とその外側の土地が隔てられ、そもそもその中心街の南端までしか鉄道(熊本電鉄だっけかな?)が来ていないという土地のことが述べられていたんですが。
そのおかげで逆に独特の発展をしたのではないかということも同時に言われていまして。
それぞれの地域を気楽に行き来することが出来るようにしたい、ということは言われていたのですが、あくまでその特徴そのものは壊したくないな、ということを。
というか熊本城が残ってること自体は珍しくないんだけど、今でもかつての城下町のことを普通に城下町扱いしてるのかw(地図でそう紹介されていましてw)
今も残る熊本市電熊本電鉄の接続は計画されているようですが、今までなかったのねw