『都市環境デザイン論’10』#8 水・緑と都市環境デザイン

アメリカのテキサス州のサンアントニアですとか、福岡県の柳川、前にも出てきましたブラジルの有名な環境都市であるクリティバ、同じくアメリカのポートランドなどの名前がつらつらと出てきて思うのは、交通政策と環境政策って別段別れてるわけでもないのかなぁ、ということなんですが。
クリティバとポートランドって前にコンパクト・シティの回で出てきたところだし、同じ趣旨で出てきた日本の熊本市にしても天然の自然がきっちり残ってたし。
サンアントニオの場合は水路をどうにかすべ、埋め立てするのが合理的だろ、ということを話し合っていたらスペイン系住人が反発(テキサス州はもともとメキシコからアメリカが分捕ったのでその関係でスペイン系多いんですよ)。よっしゃ、水路だー、ということになって見事に成し遂げてしまったんですが、その勢いで街づくりから一からやり直したような状況になっていたんですが、もはやあれは国籍がわからない、すごい。
周囲からの潤沢な観光客が呼べているそうですが、ディズニーランドとか言うなww


柳川の場合はもともと生活用水の飲み水だったので大事にされていたものの、その後事情が変わってその必要がなくなり、食生活の変化で水質が汚染され始め、そうなるとどうしても町の中のお荷物扱いになって暗渠や埋め立ての話が出てしまうのですが、その対策を任された方がどうも聞いてる限りでは素人だったようで、素人らしく分け隔てなく周辺の事情を調べ始め「地盤地下の可能性があるよ」ということを聞いて一念発起。
住民総出の堀の干し上げを行い、住民負担が免れないのでいっそお祭りにしてしまって良い感情を共有しましょう、と水路復活。もう少し整備すれば立派な観光施設になってところまで来てるようです、多分これどっちも思い付きなんですがどっちもなんか立派だw