『八重の桜』#2 やむにやまれぬ心

この番組、というか今年の大河のテーマが少なくとも「男社会の中で生きる女」というわけではなさそうだというのはそもそも初回冒頭の篭城戦(会津だからなぁ、正直、細かい歴史知らなくても大雑把にどうなったかは知ってる人多いですよね)の描写でなんとなくわかるんですが、とりあえずお父さんの反応は思ったよりもしっかりと八重さんの今後のことを考えていたな、というのが実感ですかも。

鉄砲が殺しのための道具であり、腕が悪いならまだしも、腕が良くなってしまったら一体どう生きるんだ、というのも、女が家庭を守る時代だから以上に当然の話だよなぁ。

 

八重さんはお父さんに咎められつつ、鉄砲の知識や心得をこっそり学び、普段の大河の世の動向みたいなものを見ているのはお兄さんの役割り、のようなんですが今年は、お兄さんもそんなに深く考えてるっていうよりは体当たりで事態に当たろうとするんだなぁ。

でも、この時代そのものが皆多かれ少なかれそんな感じで、まずなにをどうしていいかわからない、そのために塾に行ったり、折から来訪していた“黒船”をとりあえず覗くだけでもしてみたい、などと口にしていたんですが、今となるとわからないだけで、ああいうこと考えていた人っていうか若者多かったのかなぁ、とは薄ぼんやりと。

んーと、どうも人名が覚えられないので今公式サイト見てるんですが、もともと通ってる塾が昌平塾で講師が佐久間象山、この人があれか、吉田松陰が黒船に乗り込もうとしたことで牢獄に放り込まれて、すっかり人が消えたところで看板飾るから持ってくぞー、と言ってたのが勝麟太郎ですねなかなかいい感じのキャラです。

お兄ちゃんと一番仲がいい塾生の方見てると正直なんかちょっとだけ色っぽくてどきどきしますが(どうでもいい)、長谷川博巳ってわりと見る顔だww 時代劇効果か。