『仕事ハッケン伝』#11 平岳大×百貨店バイヤー

正直この回、無茶苦茶面白かったです、百貨店(というか小売)に興味があるものでなんとなく録画して見てたんですがさすが傑作選だなぁ! NHKだからなのか番組内では一度も口にはされてなかったんですが、わりとよく知ってる新宿の伊勢丹。

百貨店って個人的にあんまり縁がないというか(最寄り路線のはよく行ってますが、他と全然値段帯とか違いますよw)、どっちかというと好きじゃない、否定はしないもののもっと上の世代のためのものだ、という意識はあるんですが、前に北海道展で踏み入れた伊勢丹は通り過ぎるだけでもなんかちょっといいな、と思いましたし、あと銀座の三越とか、日本橋の高島屋とか、やっぱりいいんだよね、自分向けだとは思わないんだけど、年配の人にプレゼントするためにだったら飛び込んで相談に乗って貰いたいな、ということくらいは考えるし、てか、なんかきちんと聞いてくれそうなんだよね、豪華ってだけでなくて。

 

で、この回見ててもやっぱり伊勢丹は特にあんまり好きではないけれど、新宿のあの店はいい店なんだろうな、と本当にしみじみ。俳優さんが飛び込んで、それは確かに結構意外と度胸があって向いてると思うんですけどあの人。

なんだろ、それだけでなくて「彼から」吸収しようと虎視眈々と狙ってる、番組の中で並んでてもう出演者の人のスーツを分析してるってところが職人だなぁ、と。

スーツの生地選ばせるのもあれ、売れ残ったら当人に送るって、ジョークではなくて要するに自分で欲しいもんを選べ、と言ってるんですよね、やっぱり知識が増えるとそういう視点が欠けてくる、彼には豊富な知識ではなく自分が欲しいものを、と示唆してるところが、素人の意見でもきちんと汲んで理屈と組み合わせ、最後は定番、としていくのがとても面白かった、やっぱり最後は熱意なんだろうし、そういうのって見てていいよなぁ。