『探検バクモン』ゴルゴ13の秘密基地に潜入せよ!

この回の予告を見た時に正直なにを一体調べてるのかがピンとこなかったんですが、なんでも『ゴルゴ13』は漫画の連載としては最長の記録を誇り、しかも月2回の連載を今まで一度として休んだことがなく、その体制を支えているのが作者さんが「スタッフ」と呼ぶメンバーと各業界にいるのではないか、と目されている脚本家たちなのだとか。

正直、脇役キャラの顔立ちからデザインするスタッフがいるんだよ、と最初に聞いた時点でちょっとずるいんじゃない? とも思ったんですが毎回の連載の終わりにきちんと各人がクレジットされてるんだよ、となると、むしろアシスタントが曖昧な他の漫画よりもずっと明確な制度っていってもいいのかもなぁ。

 

「だってそもそも、絵が得意な人と話が上手い人って別でしょ」「それが両方出来る人じゃないと漫画家になってはいけないって風潮があった」ということに言及しているのですが、あれだよね、その最たる例が手塚治であって、手塚さんにはこの『ゴルゴ13』のことを敵視するような発言もあったらしいのですが。

(敵視っていうか、分業システムがちょっと職人としては気に食わなかったのかなぁ。)

ただこちらの作者さんにはどうもそれが実感がなく、一度志気を高めるかぁ、と妥当手塚! と言ったもののスタッフたちは全員白けており、どっちかというとむしろ皆ファンだった、というのがなんか面白かったですね、そっちのがいいなw

リアリティのある背景はあくまでもリアリティのない主人公だからね、という発言もですが、非常に割り切った方で絵でも知識でも人に頼るってことを全く躊躇わない辺り、高いクオリティの作品を量産していける基盤になっているのかなぁ、とは思わないでもないです。

一人の漫画家、日本作品って以上に面白い内容で良かったな、後半なに扱うんだろ?