『ビブリア古書堂の事件手帖』#4 宮沢賢治 「春と修羅」

前回はちょっと小粒な感じだったんですが、この回は面白かったなー、トリビアって言ったらあれなんですが、やっぱり1話みたいに本の内容が絡んでくるほうが面白いよね(毎回そういうわけにいかないのもわかるんですがw)。

宮沢賢治さんは現代人だとまあだいたい名前を知ってる人ではないかと思うんですが、なんでも生前に出版された本は2冊だけだったとか、それもほぼ自費出版のような体裁だったよ、とか、正直「初版本」の価値がわかるタイプの人間ではないんですが、生前にひっそりと出された本が初版で死後増刷されたのが2版以降、と言われたら初版本を尊ぶ気持ちくらいもちろんわかるとも!

てか、EDで出てきた売れ残りを寄付された明治大学の学生たちが、無名の作家だったにも関わらず本が擦り切れるまで読み継いだって話もいいなぁ。

 

父親の蔵書を取り戻して欲しい、という女性がなぜか栞子さんに対し、貴方の推理力を噂に聞いて、ということを言い出していたので正直ちょっとびっくりしたのですが、あ、なるほど、せどり屋さんから聞いたのか、身内じゃないかw

というかこの番組、どうもゲストキャラ以外の前の話で出てきた人でどんどんと人数が増えてくような気がするのですが、正直どれが誰だかわからなくなっている状態です。まあ栞子さんと主人公、せどり屋とその仲間の人くらいわかってればいいのかしら。

(思ったより重要キャラクタっぽい、というかなんか妙に記憶力と観察眼良いよね。)

本を盗んだ可能性があるのは兄か姉のどちらか、で、兄は当時の服装からして可能性は低いっていうか薄い、というところまではすぐに話が進んだのですが、栞子さんはそこで納得しない、本当のその本の価値は本当の持ち主はって、なんだろ、どうして拘ったのかなぁ?