『現代南アジアの政治’12』#6 インドにおける治安問題

大雑把に言うとテロリズムの回だったと思うんですが、年間800件(その前は千件)だったものが400件(イスラム過激派系)に減ったら確かにほっとしてもいいけど、まだ安全とは言い切れないって、年間民間人が40人以上死んでるよ! と言いたくて仕方なかったんですが、人口10億人の国だとそれほど大した比率ではないんだろうか…ううん。

インドは軽犯罪はともかく、重大犯罪は日本と比べてもそんなに多くないのよね。

ただし、テロリストはかなり身近な存在です、ってあれか、日本の福岡における暴力団問題みたいな、とか考えてしまってごめんね、九州人。

大別するとイスラム過激派と極左武装勢力とに別けられるようです。

2007年には大きな事件が5件、2008年には7件。

2008年のムンバイのは記憶にありますね、ホテルの日本人観光客が巻き込まれたんだっけか、国の象徴のタージ・マハル・ホテルが燃えたのは結構ショッキングだったようです。

この原因が北部のジャンムー・カシミール州(元カシミール藩王国の南部)で、よく聞く「カシミール問題」、もともと一つの独立国だったため自治権が認められていたはずなのにインド連邦政府がその中立を侵し、そこに隣国パキスタンがちょろちょろ介入。

下火になったのはパキスタンの国内が忙しくなったから、のようです、受け身だな!

 

もう一つが俗にマオイズム毛沢東主義)、マオイストとも呼ばれる1967年にラクサルバリという土地で起こった運動のためラクサライトなどとも呼ばれるようですが、正式文書などでは極左武装集団、まあ40年以上続いてたら変質もするわな。

2008年のムンバイ同時多発テロを受け2009年4~5月第15回連邦下院総選挙前に国家捜査局法案、不法行為予防法の改正法案が可決。一定の効果はあった、のかな?