『現代南アジアの政治’12』#14 南アジアの地域協力-繁栄と平和の礎か?

南アジア地域協力連合(SAARC)の回だということで「さて、貿易の話を聞くか」という体勢を整えた私が悪かったんだと思うんですが思うんですが、域内貿易6%ってなんだよ?! というのは講義の中でも言われてたというか、貿易協定(2国間ですが)あるのになんでそんなに少ないんだよ、としか言い様がないんですが、必要ないんだろうか?

この構成国がインド・パキスタン・スリランカ・ブータン・バングラディシュ・ネパール・モルディブ、で遅れてアフガニスタン

同じ2007年からオブザーバーが参加しまして、これが日本・中国・韓国・米国・EU・オーストラリア・イラン・ミャンマー・モーリシャス。

 

もともと1970年代後半からバングラディシュが中心になって地域協力の可能性を探り始めたものの、インドとパキスタンから警戒されまして発足されず。

バングラディシュのジアウル・ラフマン大統領「地域協力のための枠組み」案を掲示したのがインドのインディラ・ガンディー首相時代、まあ猜疑心の強い方だったんですが、逆に独立直後のバングラディシュの意見とか一蹴するわけにもいかないし。

インドが参加しなかったらインド抜きで他国が集まる可能性がってことで了承した、と言われてるらしいです。ああまあうん。

で、1983年、初の外相会議、南アジア地域協力(SARC)の発足。

1985年、第1回首脳会議「南アジア地域協力連合(SAARC)」設立。

話し合いの場が継続的にあることで全体の流れが改善されつつあるという効果もあるものの、全体一致でなくてはならない、という拘束のせいでSAARC自体の進展は遅い、てか、なにもかもインドがでかすぎるから血流悪いってことになるんだなぁ。