「鉄道-明治創業回顧談」沢和哉

正直若干読みにくいところはあるので、入門書的な読み方は全く出来ないかと思いますが(あと本がごついw)、大熊重信、伊藤博文前島密にご存知の井上勝。

山陽鉄道、日本鉄道、甲武鉄道から一人ずつ、と京浜鉄道(って東海道の初期区間でいいんだよね?)の建設に関わってからから日本鉄道に入ったよん、という方。それからケージが狭かったのってやっぱりどうだったかと思うんだよね、当時は安いほうがいいと思ったんだけどさあ、とぶちぶちと不満げな鉄道建設寄りの人たちの手記があって、そのあとが乗務員さんたちですかね、元はどうも鉄道雑誌かなにかかな?

正直、皆さん死ぬような目と事故回避の経験を持っていらしたんですが、事故がよくあったのかそれとも最初からそういう人に取材していたのかがよくわからない。うんまあ、話を聞く限りでは事故あっても無理がないような気もしないでもないし、なんとなくインタビュアーがそういう聞き方をしてるような気もするし。

今でいうタブレットって初期からすでにあったんですね(スタックと呼ばれてましたが)、あとなんとなく、スタッフという言葉が普通に使われていて違和感。多分鉄道関係の役職がちまちま名前変わってたせいなんじゃないのかなぁ、これむしろ。

(なのである程度固まってくるとこういう曖昧な言い方はなくなったみたいな。)

 

お雇い外国人が横暴で困った、とは聞いてはいましたものの、意思疎通が全く出来ず、日本人が和装で帯刀(のちに帯刀しなくても良くなりましたが大論争に)、ちょん髷結って、だと無理解だとは思うけど、あちらも面倒だったろうなとは思えますかも、武士じゃなくて町人なら問題少なかった気が…。でも、ちょん髷勝手に切っちゃうのは酷いよ!

後に蒸気船の火夫が雇われたそうです、が、多分問題の本質はそこじゃないよな。