『ビブリア古書堂の事件手帖』#10 江戸川乱歩「少年探偵團」

前話で出てきた栞子さんをいきなり泥棒呼ばわりした人物、ヒトリ書房店主が出てきたのですが、そもそもの栞子さんのお母さんとの「揉め事」が語られたわけで、これは怒るわこれは怒る、て下手すると恐喝じゃないか?! と思ったのですが、よく考えたら最初に出てきた段階からフルスロットルで犯罪幇助でしたね、ええ。

正直、娘さんは関係ないだろ、とは今も思うものの、お母さんに対する反感まではこの人全然悪くない、てか、栞子さんがなんかたまに自分が周囲と違うんじゃないかって怯えてる理由わかったわっていうか、主人公に特別な思い入れ持ってるのもわかるわ、お母さん怖いよ、本当に怖いよ…どうして普通の人情もわかる人なのにこんな一部だけ壊れてんの。

江戸川乱歩の膨大なコレクションを持つお家に呼ばれ、蔵書を全て譲る変わりに金庫を開けて欲しい、と依頼されたというところから話が始まるのですが。

実は彼女が愛人だったとか、そのコレクションの持ち主が江戸川乱歩のファンだったということが家族には内緒だったとか、なんとなく懐かしい雰囲気ですね、それこそ江戸川乱歩の頃の小説みたいな展開だなw

 

てか、よく考えてみたらそもそもお母さんが推理力を披露していたからこそビブリア古書堂が名指しで呼ばれたわけで、その顧客がもともとヒトリ書房の縁からだったので、この回、偶然だらけのように見えて特にそんなこともないのか、もともと狭い業界だからね、という話に近い気もします。

明らか特殊な縁がある場合は介入止めようよお母さん、刺されるよその内。

そしてそのコレクションの持ち主の娘さんとヒトリ書房店主との仲も絡めて、どうなるんだどうなるんだ、のところで以下次号、で最終回になるのかな?