「日本の私鉄1 小田急」カラーブックス・第2シリーズ、生方良雄/諸河久

小田急って隣の沿線で別に嫌いとか好きとか全くなくて(いやどちらかというと好きというか、評価されるのもわかる気がします)、戦後くらいに一気にわーっと盛り上げてくらいからかロマンスカーを開発してからなのかそちらの分野では無類の強さを誇り、JR等とは経路が違うからともかく、同じ路線で同じ条件で走ってたらきっとロマンスカーが全て掻っ攫って行くんだろうなぁ、私も当然そうするしとはしみじみと思うんですけども。

でもロマンスカー遅いよね、急行と変わらんよね、おまけに沿線住人とか通勤の人たちが(知り合いとか友人とかちまちま)ロマンスカー乗るもので、なんで特急料金払うの? と聞いたら座れるから! とか返ってきた機微がいまだによくわからず。

まあ細かいことは気にしないようにしています、600円払っても乗る価値があるくらいにサービスが良いとか、ちょうどこの本の頃の昭和63年の強い赤と白基調の車両が格好いいものなのかどうか正直今の私にはわからないんですが。

2012年時点の現行のメタリックなロマンスカーの「新しさ」はしみじみと感じるので、そうやって時代の波に乗ってきたんだろうな、というのはあんまり疑ってないです。

 

小田原線の小田原から箱根登山鉄道に乗り入れして箱根登山鉄道の箱根湯本(ここまでが小田急だと思ってましたともw)、同じく松田から? かなJR御殿場線で御殿場。江ノ島線の藤沢で乗り換えて江ノ電で鎌倉、多摩線から多摩ニュータウン方向に。

強い部分はとことん強いし、期待されてるのもよくわかります、地震でロマンスカーが運休した時にも箱根死に掛けたとか聞いたしなぁ。ものすごい存在感だよね。

ただ、複々線、はこの本の時点で決まっただけかな? 実現したんだかわからないんですがわからないくらい変わってない変わってない…。なんかあやふやな印象です。なんか。