『探検バクモン』禁断の映画パラダイス

前に漫画図書館(見てるのはかなりあれこれ前後してます)をやってる時にも聞きましたし、オタクなので国会図書館にお世話になることも少なくないんですが、「全てを保存する」という趣旨って意外と一般的というか、下らないと思われてるものほど後世に残らないってのはわりと最近聞く概念ですよね。

という趣旨の≪東京国立近代美術館フィルムセンター≫、私ここの展示館のほうにたまたま行ったことがあるんですが、まあ3百円の価値はあったかなぁ。

重要なことは知ってるんですよね、知らないのはわりと瑣末なこと、であとの人間が見て面白いって感じるのってやっぱりそっちだよなぁと思うし。あそこで言われてたみたいにいつどこでどの監督や脚本家が大成するかわかりませんからねw みたいなのは、ごく自然にわかりやすいんじゃないのかしら。

 

で、このフィルムセンターの鉄則のもう一つフィルムの形で保管する、ということなんですが、こちらはやっぱり疑問視されることも多いようです。ただ、今の時点でフィルムは保管状態が良ければ千年持つ、と言われていて、数年置きに媒体が変わるデジタル機器の変換費用も馬鹿にはならず、そもそもDVDが物によっては5年しか持たない、と言われているので、むしろこの方法が一番合理的なのだとか。

一行はご存知の黒澤明映画を探したりとか、同行した監督の若い頃のデビュー作を探し出したり、なんか番組でピンク映画って呼んでましたけど、日活ロマンポルノ系のこと指してるのかなぁ? と勝手に考えてたんですが、どうなんだろ(NHKだから特定出来ないってのもありえますし、逆にそこより少し範囲広く取ってた可能性もあるし)。

もうちょっと日本の映画の歴史が、雑多部分も含めて研究されるのは先かしら?