『八重の桜』#14 新しい日々へ

八重さんと尚之助さんの結婚式と、あれだね、さすがにいくらなんでも花嫁らしくしないとな、という家族と八重さんそれぞれの決心と、それじゃ困りますっていう尚之助さんとのすれ違いというか、うん、この辺の流れはやっぱりしっくり来るな。

(微妙に「元家族」っての引き摺っちゃってまして、で、八重さんが本来別の人物の奥さんとして認識されてるってところまで含めて頭の中で処理することになるのでちょっとややこしい感じです、が、互いへの敬愛がしっかりしてるのはシンプルにいいことだと思う。)

 

気になるのがあれだ、政治パート、ぶっちゃけると勝海舟佐久間象山がまるで「現代人みたいな」言い回しをするのは正直そこまで違和感はなかったのですが、実際に政治の中核で関わってる人(今回は具体的に隠居中の身の岩倉具視卿ですが)があんまりその手の発言してるとなー、視聴者に対する説明なのだとしても、なんか複数の人間が同じ視点語ってる気がするというか、いっそナレーションかなにかに切り替えて視聴者説明にしてくれたほうがいいような内容って感じるのはいまいちかなぁ。

誰しも似たようなことを薄々感じている、という点に関しては、当事者である長州と会津(もともと会津の問題じゃなかった気はすんだけどな!)がその手の描写から外れてる分、わりとありそうだということは感じるものの、でもだからこそわざわざ口に出すってのが自然な流れではないような気がするし、そこまでは個人的な感覚だし、それそのものがドラマとしての説明だと納得するのだとしても、複数の人間が似たようなこと喋るのはやっぱり見続けてると少しずつ違和感が蓄積されてく感じ。

結局、幕府専制はあかん、けど戦争もあかん、で統一なんだ、いっそ薩摩側が語ればいいんでしょうが、まあ、それもそれでなんか変な演出か。うむー、なんか、勿体無い。