『八重の桜』#16 遠ざかる背中

とりあえずこの回を見ての感想は「すみませんでした、松平春嶽!」みたいな感じでしょうか、あのいかにも妖しい物の言い回しをする、そもそも会津が京都守護職になるきっかけを作った方ですが(そこは今でも恨んでいるけども、置いといて)、得体が知れなかったのは徳川慶喜さんのほうなんかい?! という。

この次の17話までただいま見てしまっているんですが、少なくとも我慢に我慢を重ねてきた会津のお殿さまの帰国を止めさせたことに関してだけは恨んでもいいと思う。

ただ多分これ、頭のいい人の言動かなー、という気がします。

頭がいいから最適な答えに向かって駒自体の意思を無視して駒を動かし、ましてや周囲にそのことを洩らすようなことはしない。ぶっちゃけて、この回まで暗躍に近いようなことをしてきた松平春嶽はある意味で会津の苦悩のような部分はわかっていた、わかった上で、無理強いをしていた(そして多少なりと弱体化も、望まれていた可能性がある)、という展開になっていたのではないかと思うんですが。

ある意味で徳川慶喜には悪気すらないんじゃないか、という解釈も出来なくもない。

 

で、先代が亡くなってからようやくこの方が幕府の将軍職を継ぎました、徳川慶喜さん、ああ、なんか嫌な予感…。

会津のお国元では八重さん家の近くにまで迫るような大火事、そして姉嫁であるうらさんがなんで娘さんに厳しく当たるのか、という話や、ちょっと印象的な中野竹子さん登場。

今まで何度も「銃には侍の魂はありません」という言葉が発せられているんですが、まあ、この人の場合は本当に銃に勝ちそうw しかし、八重さん廻りが結構特徴的な顔立ちの若手俳優で占めてられるってなんでなんだろ? なんかこの人も今後重要なのかな。