『八重の桜』#17 長崎からの贈り物

前回16話の終わりを見て、京都を退きます、という挨拶をしに来た会津の殿さまに対し、本当に、本当にありがとうと告げていた孝明天皇さん(亡くなっちゃったんで)の人柄には感動したものの「貴方がもうちょっと嫌なヤツだったらきっと会津の苦労は少なかったのにー!」みたいなこと考えてすみません。まあただ、もうちょっと早く、形にならないうちに日本がぐちゃぐちゃになってた可能性はないでもないんだよな。

後の時代から考えても、やっぱり無意味な部分はありますね、最適な選択ってなんだろう。

で、ただ、孝明天皇が死んで日本やべぇどうしよ、という発想は実にわかるし。

まあ、ここで会津のお殿様の帰還が取り消されたのも、全く理解出来ないわけではないんだけども、だからって説教される筋合いはないわい! 幕府が曲がりなりにも一大組織なら、どうしてたった一藩が国の存亡を掛けてまで負担負わなきゃならないんだその時点で組織なんて破綻してるってことじゃないのか、と思う。

泣きついて頭下げて頼んで、他のことでならいくらでも保障する会津はこちらが責任を持つって流れになるのが正しい方法論なんじゃないのか、というのが個人的な結論です。

あのシーンの言動そのものは大河として作られたものだとしても、幕府が会津のことを考えてくれていたわけでもなさそうってのは、史実以前に歴史の流れで明らかだよね。

 

だが、もう会津の意思ではどうにもならないってのもわかるんだ、なので覚馬お兄ちゃんは銃を求めて長崎まで行って、結局その地で商人の心掴んで帰ってくるっていう(そして国にいる妹夫妻に最新式銃を送る、とw)。

会津もだけど正直彼も頭のいい人物としては描かれてない、だからわりと簡単に人にも影響を受ける、でもこの際、そっちのが正しいだろって話になるのかなぁ、ならいいなぁ。