『探検バクモン』お宝ザクザク!日本一の博物館 完結編

前回に続いての東京国立博物館の回、でリニューアル後の展示方法や保管(光や空気っていう普通の環境に置くだけで急激に劣化してくってのと人に見せるってのが両立させるのが難しいって話ですね)などに比重が置かれていた前回とちょっと違って、いかに収蔵品を損なうことなく人に見せるか、という補修(や実際に品物に傷を付けずに展示する方法や、破れた場所に実物に触れずに同じ色の紙を置くという作業)の話や。

あと、本体を傷つけずに研究するための方法に関してだったのですが。

基本的に収蔵品は決して傷つけないのが鉄則なんだよね、なんか男の子のミイラの中に塊みたいなものが存在していて(バシニングツインかなぁ? と思うけど、要するに生きてる子どもと大きな異物ってあまり同居しないはずだからね)(女性だと胎児って可能性が、みたいなサイズでした)、今は「それ」が存在することまでしかわからず、「開いてみないんですか?」と聞かれたものの首を振り、技術の進歩でいつかわかるようになるかもしれないですからね、と答えてらしたんですが、結局、基本的に全ての収蔵品に対してそういうスタンスなんだろうなぁ、と。結局、今あるものを今あるままに、というのも未来のためにってことだもんな、でもだったら人に見せなければいい、という発想ではないんだよね。

私、放送大学などでやってる博物館学ってなにをやっているのかわからなかったんですが、前回とこの回を見ていて、じみじみとものすごく広い範囲に関わってくるんだなぁと。

 

極めて個人的に途中で出てきた江戸時代の小判の比重に関して、景気によって内容量などが左右されたんだよん、という切り口に関してはもうちょっとでいいので下世話な感じで紹介して下さってたほうが面白かったのになぁ、と考えちゃったんですが。

真面目な博物館の方にはちょっとあれだったかしら、あくまでデータで物言われてたしな。