『八重の桜』#20 開戦!鳥羽伏見

とりあえずこの回はなにぶんにも開戦だったのでいろいろ思うことはあったんですが、伏見での薩摩と会津との睨み合いの中で、新撰組が「横から行くぞ!」と本当に道一本迂回して銃撃隊をほとんど一気に片付けていたシーンだったんですが。

…新撰組は悪くないと思うんだけど、あんなことが可能ならもっと早くやれよ?! としか言い様がないというか、本当に新撰組ありがとう、会津は正面衝突しかしないのか!!

とまで考えたところで、会津だとありそう、と思ってしまう辺りが。

馬鹿なわけではないんだけど、会津が戦局を大きくしてんだよ、と勝先生に言われたらなんにも言い返す術がない気がします。でも、ぶっちゃけ、幕府の徳川慶喜が「今薩摩と戦わねばこの1万5千怒りが全てわしに向く」ということを言い出した時に、会津だったらそんなことじゃ絶対揺れないぞ、とか、しみじみ思いました。

 

えー、幕府vs薩摩戦の開始です、江戸を荒らされたので致し方なく、という段階まで至ると状況はわからないでもないんですが、それを察知してた人がいたのに対処がされてなかったようにしか見えず。おまけにリーダーに人心がないってこう。

会津の西郷頼母さんががーがーと行くな撤退せいと毎回言ってたんですが、この場合正直会津がいてもいなくても同じで、会津がいないほうが早く片が付くっていうか、付く相手は選んでくれ、とか言いたくても会津に二心とかないんですね。

八重さんの弟の三郎の初陣とか(うん、これが普通だと思う!)、立って目を見開いたまま亡くなる会津の人とか、京から逃げて江戸へ行く八重さんのご友人とか、会津の国元での戦勝祈願とか、本当に個々の人はなぁ、常に真っ直ぐで気持ちいいんだけどね。

てか、会津じゃなくてこれ世界が間違ってんだよ、勝先生なんとかしてよー!?