『八重の桜』#23 会津を救え

正直、この回で何度も会津の功罪についての言及があったんですが(さすがに会津討伐軍が出てる状況だしね、しょうがない)、なんにも悪いことはしていないとも確かに思うし、だがしかし、存在そのものがどうしようもなく自体を悪化させたのは否めない気もするし。

最終的な結論として、もっと早い段階で幕府をしばき倒して立て直しておくべきだったんじゃないのか、ということになってしまうんですが、あれですね、だいぶ遅いね!

 

どの段階で間違えたのか、と言われたら、「忠臣」ってやっぱり主君がどんなに間違ってても諾々と言うことを言う存在のことではないんだと思います、ということに尽きる気がします。ぶっちゃけて会津以外に、そのチャンスがあった気がしないんだ。

ただまあ、もうどうにもならないんだ、そして多分、長い長い安泰の時代のあとなので仕方ない面もあったんだろうとも思います。新しい世界が垣間見れる地域でもなかったし、どちらかというと賢君がいて、困窮したこともなかったんだし、保守派になってしまうこともそれはそれで仕方ない気もしますしね。

もうちょっと別の話をすれば、会津がもう少しズルい存在だったら、どうなんだろう、よくわかりません、もうちょっと戦は小さかったかもしれないけど、もっと早く日本全体が駄目になっていたのかな? やっぱり歴史のIFってよくわからないね。

天皇勅旨による会津討伐軍の前にも周辺、奥羽一帯の結束は揺らぐこともなく、けれど薩長側の特使が斬られてしまい、という展開を辿ったんですが、特使らしからぬ妙に粗野な人間が出てきたのでなんだろう、薩長を悪役に見せるための演出かな? と思っていたんですが、最初から斬られるための人選だったのかもね…、長州の策略っぽいなぁ、これ。

とりあえず会津は、負けるたびに突っ込むの止めて下さい戦力の無駄です止めて!!