『NHKスペシャル』密着 エネルギー争奪戦~日本の逆襲~

そもそもこのシェールガスってのは石油を採掘している時によく見付かるらしく、もともとかなり埋蔵量があるってことは把握されていたんですよね。ただ、番組の中でも説明されていたように取り出すのにかなりの手間が必要で、とても採算ベースに乗らず、ということで技術の進歩を待っていた存在だったようです。

(で、要するに躍進のために石油の価格高騰も要因としてあったわけですね。)

正直、私が読んでいた本がちょっと古いこともあって、シェールガスの取り出し方自体は初めて聞いたんですが…、あれ、地盤とか大丈夫なのかな。

いや、もちろんちょっとやそっとの採掘でどうにかなるような深さではなさそうだったんですが、アメリカの場合など、これから100年分はあるよー(つまり100年は採掘続けていくということに)、と言われると、さすがにちょっと不安に。

大雑把に言うと砂の中に染み込んだ石油のある層の近くにまず横穴を掘り、岩盤に亀裂を入れ、水を流し込んで吸い出して、砂と天然ガスと石油とに分離する、という行程、でいいのかな? まあ液体である石油の取り出しよりはだいぶ手間多いんですよね。

 

日本の商社はこのシェールガスをアメリカから買い付けようとしており、その交渉の過程でロシアの天然ガスの買い付けも有利に運ぶ材料にしたいな、という腹積もりのようです。

が、正直かなり扱いが悪いというか、日本の電力会社なら高値出すだろう、そうでないなら話にならない、とまで言われてしまう体たらく。うーん、さすがにこの言われ様は今までの行いが悪かった気がするなぁ、どういう取引の仕方してたんだろう?

ただ、ロシアの側もこのシェールガスの出現で天然ガスが余り、日本への攻勢を仕掛けてきていますわけで、上手いこと話を運べるといいんですけどねw