『週刊 ダイヤモンド』2012年7月7日号「エアラインLCCを使い倒せ!」

関空にピーチがまず参入し、その後成田にエアアジアジェットスターと次々と開始されたLCCなのだけれども、もともと都市圏が極端に強くてそれ以外の都市空港が弱いとされてきた日本で他の開業があるのかなぁ、というと若干疑問だし。

どちらかというとLCCを通して航空業界そのものが変化してきてるのかもしれない、というふうに読んだほうがこの一連の流れとしては正しいような気はしないでもないかなぁ。

経営自体はかなり好調だし、初期のトラブルなんてのは当たり前ですけどきちんと改善されてきてるし、LCCにとっては事故がどれほど致命的であるのかというもともとの業界意識や、中古機はメンテナンスコスト高いから買わないよ、むしろ他のレガシーキャリア(呼び方いろいろあるみたいですが特集ではw)が値下げしてるし、選択肢があれやこれやと広まったってことで悪いことではないような気もするのですが。

(特にピーチに特徴的なのが飛行機自体が始めてだってお客さんが多かったって辺りだよね、逆にここのおかげで市場拡大したって気持ちは周囲にもある気がする。)

ただ、なんとなく頭打ち感はないでもないんだよね、やっぱり日本って成田と羽田が物理的に弱いというか、他空港が立地的に弱いというか、どうしても利用客が既存路線に固まる傾向が極端ってのはLCCに関しても変わらず。

LCCのせい、ではないんだよねこれ、改めて日本の弱点みたいなものはどうしても直面することになりますね。別のLCC特集では地方空港の活性になるか、みたいな話はあったんですが、それも進んでるって様子はそれほどないなぁ、うーん。

 

他の特集ではワイン投資(下がったら飲んじゃえ☆ だってww)、ワインブームそのものの動向、ブリジストンの低利益体質などがちょっとまとまってて面白かったです。