『社会と銀行’10』#1 日本の資金循環-お金の流れ

金融工学、だったかな? はマネタリーエコノミクスとフィナンシャルエコノミクス(株や債権について)に大別され、この講義はほとんどがマネタリーエコノミクスに関してです、と、言われてもそのマネタリーエコノミクスが説明されなかった気はしないでもない。

わりと話は基本的なところから始まってまして、貨幣の3つの機能は「交換媒体/価値尺度財/価値の保存」だとか、それを海外との交換する比率が為替レートだとか。

1984~1990年(バブル期)と比べその次の時代の1990~2000年、バブル期の約3分の1、民間企業は基本的に資金返却中であり。さらにその次の2000~2005年(経済回復期)のゼロ金利時代は、もっぱら政府にお金が吸収されているよ。

1965年に赤字国債が初めて発行されてから額を伸ばし続け、2009年時点で891.9兆円でGDPの180%。

 

その日本のGDPは500兆円ちょっと、消費(C)が60%、投資(I)、政府支出(G)、輸出、輸入。個人の所得から貯蓄(S)が作られ、財産を運用して得られた貯蓄も存在する。この内訳が預貯金/生命保険/投資信託/株式/債券。とか。

投資(I)は銀行借入/株/社債/自己資金のことを指し。

間接金融(銀行預金を通じての金融だね)/直接金融(株式や社債、直接企業への投資をするわけだ)/市場型間接金融(証券会社の運用商品を購入するタイプかな、年金もこのタイプに分類されるそうです)とに大別されるよ、とか。

外貨準備貯蓄はだいたいドルで用意され、アジアの国民は貯蓄率が高い傾向があり。

アジア→欧米は長期投資が多い、欧米→アジアは短期投資が多いよ、などざっと説明されていたんですが、うんまあ、ばらばらだった気はする。わかんない話はなかったですが。