『社会と銀行’10』#8 日本銀行と金融政策

日本銀行というと、どうも一定以下の世代だと妙な期待を寄せられている印象があるのですが、個人的に中央銀行というと思い出すのが「台湾銀行破産」ですね、セットで鈴木商店ですね、同世代は似たようなものだと思うんだけど、なんでだか微妙にわからないw

まず日本銀行の機能は発券銀行/銀行の銀行/政府の銀行。かつては金本位制(金と貨幣が常に交換可能、要するに貨幣発行分だけ金の貯蔵が必要)だったのが管理通貨制度になり。

さらに各銀行が日本銀行に持つ当座預金にて債権や貸し出しを行っています、というのは多分小学校と同じ内容ですね。あら、今利率が“公定歩合”じゃないのか。

 

日本銀行法第1条で物価の安定と金融システムの安定を担っているそうで。

その決定を行うのが政策委員会。日銀総裁、副総裁(2名)、および審議委員(6名)の9人にて構成。

金融コントロールとしては今は公開市場操作(オープン・マーケット・オペレーション)が主流だそうです。買いオペ(債権の購入)をすると貨幣供給量が増える、売りオペ(債権の放出)をすると貨幣供給量が減る、と説明してましたが、ええとだから、日銀が債権を購入をすると日銀の手持ち分の貨幣が放出されるってことだね、ややこしい...orz

上の利率操作の公定歩合政策。預金準備率操作は法定準備率というのがありまして銀行が預けなきゃならない金額の割合いですね、これの操作。

他に“貨幣乗数”という計算式を使った現金通貨と預金通貨(普通預金など流動性の高い預金)の関係から直接コントロール出来るハイパワード・マネー(=現金通貨+預金準備)を使ったマネー・ストック(=現金通貨+預金通貨)への間接操作などもあり。

これだけ語って今の政策は公開市場操作しかやってないんだって! さよか!!