『夢の扉+』いのちを守る“レントゲン”革命!

そもそも私は女なので乳がん検診でマンモグラフィーを撮らなくてはならない、という知識くらいはあるんですが、あれ、こう、怖いですよね…3cmくらいの間に胸を挟まないとならないっていう、痛いそれ絶対痛いそれ怖い。

まあ、疑いの有無まではわりと簡単にわかるんだけどなー、嫌だよなぁ、ということで、乳がんを映すスーパーレントゲン、と紹介されていたのでちょっと熱心に聞いていたんですが、レントゲンというのは1895年に誕生した物体にX線を照射すると柔らかいものは付き抜け、堅いものは通さないために(なので白く残るわけですね)物質を捉えることが出来る、という技術で、100年くらいほとんど基本の技術が変わっていない。

ただこれ、骨には強いものの軟骨の異常であるリウマチも映せないし、さっき上げていた乳がんなんかも無理らしいんですよね(乳がんは全く見えないわけではないようですが、あるとわかっててもほとんど区別付きませんでしたね正直;)。

 

で、この方がなにをしたのかというと、柔らかいものをX線が通る時の1/10000という屈折を捉えようとし、まずこれを物理的に捉える機械を作成。したら「日本武道館と同じくらいのサイズ」が必要になってしまってとてもでないけれど実用化には遠いw

次に手を付けたのがモアレと呼ばれる細かい模様を重ねた時に浮かび上がる、なんていうのかな? 模様を強調するような仕組みを利用し、そもそも物質に照射するX線を細い縦線の集合として浴びせ、同じ間隔の縦線と重ね、わずかな「ズレ」をコンピュータ解析して取り出す、というような技術。

これは正直、既存のレントゲンのシステムにプラスアルファで作れる上、超音波を使うMRIよりも精度が高い。この技術、今にわっと広まるのかなぁ、これ楽でいいなぁw