『社会と銀行’10』#10 デリバティブ-新しい金融手法の発達

そもそもまずこの回の講義で語られていた「デリバティブ」とはなんぞや、という話なんですが、その内訳が先物/スワップ取引/オプション取引となってまして、先物はまだこの世に存在してない商品(まあ農産物とか、ある程度予測出来るものを)を売買すること。

スワップというのは、これはさらに3つに分類されていて、金利スワップ、通貨スワップ、為替スワップ。要するに今の時点でまだ確定していない要素(特に為替で聞くことが多いかな? 金利スワップは住宅ローンの固定金利がこれになるのかなぁ)を金融商品として扱い、将来特定の時期に特定の比率での交換をする「約束」をすること。

これ、先物取引と組み合わせて、危険回避として設定されてるなんて話を聞きますね。

(要するに先物の時点で国際取引なので、金額設定しておいてもいざという時に為替で収益が消滅してしまうということもあるということで、この対抗策ね。)

(個人的にはこの↑イメージが強くて、デリバティブが危険って言われるとちょっとピンと来ないんですよね。まあ商品としてややこしいのでなんか齟齬があったんだろうな。)

為替が思ったのと逆の方向に進んでしまった場合は放棄可能なので、ある程度の利益(為替差益)が出るか、まあ損はしない、というような使われ方をするようです。

 

んで、オプションがわからん…、これも前もって特定の価格で特定の時期に買い入れるための約束って感じなのかなぁ。約束というより、権利そのものの売買って感じかしら。

これもスワップと同じようにリスク回避のために作られたようなんですが、デリバティブが危険と言う場合はどうもこれについて指すことが多いのかなぁ。基本的には実物が動かず権利だけが売買されるのがデリバティブってことになるのか、それで“金融商品”、とも。

実際の失敗例を話してくれるほうが多分わかりやすいんですけどね、この手の話はw