『現代日本の政治’11』#2 政府への期待

この講義は基本的に、例え話と実際の政治シーンを軸に進んでいくのかな、ということを思ったんですが、この回では小泉さん時代の「郵政民営化」と…鳩山さんの「命を守りたい」って実際になにか分析されてたっけ、どうも自信が。

市場経済ってのは基本的に、売りたい人間と買いたい人間の自由意志に任せておけば最高の結果を生むはずなんだよねという理屈がまずありまして(一番高く買ってもいい人が買うのが一番幸福になるってことなのか、確かに一番価値を高く感じてるってことだもんね)、でも世の中にはそういうふうに分配出来ないことも存在し。

例えば身の安全、綺麗な空気などという最初から共有されるもの(これを消費しても他人を侵害しないものと表現していましたが)、独占状態になる、というより複数の事業体が関わる必然性が薄いので最初にそれを施行した事業体が料金等を決めることが出来るような業態、などと挙げられていたのですが、この最後のやつが要するに郵便なんかが代表的なんじゃないかと。あと交通とか、塩の専売とか電電公社ってなんだっけ、ああ、NTTなんかですね、ただこれらは一部政府の規制が入ることによって民間運営も可能なんじゃないか、というのがかつての民営化の流れですね。

要するにNTTとかタバコに塩とかJRとか、話は古くなるけど電気会社もそうだよな。

(鉄道には私鉄って存在があるんですが、運賃値上げは自由には出来ないんだよ。)

 

というよりこの一つ前の段階に、政府が人の金を使って他人のことをやっていたらそれは手を抜くに決まってるよね、という理論っていうか考え方がありまして、実際にそれでモラルが崩壊してったってこともあるんだよね、という話なども。

個人的に民営化で気になるのは効率化かなぁ、しちゃならん効率化もあると思いますが。