『現代日本の政治’11』#3 民意とは何か:世論と選挙

ちょうど平行して消化してる『現代南アジアの政治』って講義でも似たようなところを扱っていたのですが(インドの民主主義制度の話で、民主主義そのものについても言及)。

まず冒頭から新憲法下の総選挙(1947年)の映像が出てきまして。

続いて自民党・麻生政権の大敗、民主党政権が劇的に政権交代をした時の話がされていたんですが、えーと、この方は麻生さんになにか含むところでもあるのかしらw

投票行動に関する3つの理論モデルというものがありまして、この内訳が。

コロンビアモデル:社会的属性/ミシガンモデル:政党との心理的つながり(「政党帰属意識」)/業績評価モデル:経済合理性の3つ。大雑把に階級で政治選択をするか、愛着で政党を選ぶか、合理的に過去の業績から評価するか、という分類になるらしいんですが、まあどれも一長一短あるよね、ということのそもそものコロンビアモデルの否定が民主党政権の一回の選挙での台頭というところに結びつくのか。

投票率も選挙制度がややこしくなると低下、慣れると回復、不在者投票で増加。

 

日本は特別な国、特別な国だー、などと言われがちだけど別に投票率とか他の先進諸国と一緒だし、消極的だから選挙以外の政治参加をしないと言われていたのも対面ではなくネット回答にしたら回答内容が変わり、必ずしもそうとは言い切れないんじゃないかな、ということが結論なのだと思うんですがまあ少なくとも“デモに参加すること”が社会的にあんまり表明しちゃいけないことだって意識は国単位では珍しいような気は。

(が、こういうことってデータが形成出来ないからこの講義的には良くないのよね。)

(とはいえ、対面だとデモに出たと回答しない、覆面だと、という回答自体がそういう傾向は示しているような気はします。消極的だからかどうかはわかりませんが。)