『現代日本の政治’11』#4 政党と役割

多分この回の主題の政党に関しては「民主主義よりも政党のほうが早い」という言葉に要約されるのでかないかと思うのですが、要するに政治的に近い目的を持っている人間が集まればそれが政党だよ、というところまではわかりやすかったものの。

(アメリカではポリィカル・パーティと呼ぶようですが、政治的集団、で他の意味をほとんど含んでいないんですよね、なんか逆に珍しいような気がするw)

実は現在に至っても憲法にも全く規定がなく、政党法なんてものも存在しない、と言われると、確かに思い返すともっともなんですが改めて指摘されるとびっくりしたな…。

ていうか、結構な国で国策の指針となっている“政党”がそもそもなんの物理的な規定も存在してないものだったのか、というのはある意味で不思議な気もします。

 

この講義が行われていた2011年はそれこそ自民党(1955年)から民主党(1996年)への政権交代が行われてそんなに経っていない頃で、まあなんというか自民党や特定の政治家への敵意が時々ちら見えしていたりもしたんですが、この回は比較的冷静で55年体制と呼ばれる自民党と社会党の2大政党制を経て社会党が分裂してしまい。

その後長く続いた自民党の一党独裁に関して述べられまして。

それに一石を投じたのが実は1993年の選挙制度改革ではないか、という辺り、て、これはあれかな、確か小学校と中学校で習った記憶なんですが、選挙区が狭い場合は特定の強い政権のみが強いけれど、選挙区が広くなると少数政党からも候補者を滑り込ませることが出来るみたいな、だから現政権と「強い政権」が長く被ってるとどうしても制度が変わらなくなってしまうっていう傾向があるみたいなんですよね。

そういう意味ではこれはある種の奇跡めいた出来事だったんだろうなぁ、面白いな。