『現代日本の政治’11』#5 選挙制度と政党システム

まず最初に選挙制度が「小選挙区制」と「比例代表制」に大別されるというところから始まって、“小”の反対は“大”じゃないの? という疑問もあるのではないかと語られていたのですが、大雑把に言うと小選挙区制のバリエーションの一つが大選挙区制とか中選挙区制って話だよね、中学校くらいの時に習った記憶が。

小選挙区制は選挙区ごとに一人の候補を選出する(中とか大だと選挙区が広くなってこの人数が増えます、仕組みは同じ)。比例代表制は全国区から一定人数が選出、でいいんだよな? で、前者がいわゆる直接選挙で後者が間接選挙、政党に対しての投票。

 

んで、日本はそもそも参議院と衆議院で選挙制度が違った上に、さらに衆議院が「参議院と衆議院それぞれの選挙制度の折衷」となったそうでもはや意味がわからない、なんかどっか間違えてるかもしれない。

比例代表小選挙区制の折衷だっけ…なんかもう違っててもいいや。

で、デュベルジェの法則(M+1の法則)というものがありまして。

第1法則は小選挙区制は2大政党制を生じさせやすい、比例代表制は多党制を生じさせやすいというものなのですが、前者は1つの選挙区から1人を選出するため、まあよっぽどじゃないと小政党から選出されることはない。だから投票者も候補者も少しずつ可能性のある有力な政党へと集約されていく(つまり結果的にそうなるって話です)。

比例代表制の場合はなにしろ全国区なので、少数の政党であってもなんとか一定数に達することは出来るよね、ということで、これはセットにするとわりとわかりやすい。

ただ、日本とイタリアで長期の一党支配が続いたことはこの法則では当然説明出来ないというか…法則が悪いんじゃない気もするけどな! イタリアも選挙制度ややこしい!!