「メソポタミヤの殺人」エルキュール・ポアロ12、アガサ・クリスティ
- 作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,石田善彦
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/12
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そういえば、クリスティさんの二番目の旦那は15歳下の考古学者だそうで。
というところと、この話を掛け合わせるのはいまいちどうなのかしらと思わないでもないのですが「ポアロさんが砂漠なのにけろっと!」しているという点はその結婚の成果と見ても構わないような気はします。あの身なりにやかましいポアロさんが砂漠て。
(私もまあ例に漏れず俳優デビッド・スーシュさんの姿で想像するわけですがw)
えー、とある超美形の女性がいて、その旦那が考古学者です。
そして彼女はなにごとかに怯えていて、その話を一応身の回りの世話という名目で雇われた看護婦さんが聞いたところによると、彼女の元の旦那がスパイだったらしく彼女の密告で死刑になってしまい。どうもしばしば彼女のところに脅迫状が舞い込むようです。
ただ、わりと目立ちたがりというか、場の中心になっていないと気が済まないタイプらしく。
そこらに男がいるとか、首のない顔が張り付いているとか騒いでいたのですが。
周囲は狂言なのではないのかと思っているっぽいですね。
ぶっちゃけ、最初の旦那ってところもホラ話? と思っちゃったんですがそこまで疑っちゃってすみませんでした、もともと上流階級の女性で父親の身元が本物なのでその辺が嘘ということは誰も思ってなかったみたいです。まあ、そのあとね、問題は。
しかし彼女が頭を殴られ殺されてしまい。
それが誰にしろ脅迫状はあったのではないか、でも“顔”の件は物理的にありえないと揉めに揉め、また性質が悪いことに脅迫状が男のはずなのに妙に女文字で始末が悪い。
正直、この脅迫状と脅し方が一番許し難い気がする、これは酷いよ…。