『現代日本の政治’11』#10 利益団体と政治

この回の講義で挙げられていたフリーライダー(労働争議などで労働組合などに入っていない、抗議活動に関与していない人も恩恵を受ける「ただ乗り」)の単語を見ていてふと考えていたんですが、これ、要するに団塊の世代よりあとの世代のシラケ世代から団塊ジュニアより少し下くらいの世代の無気力、出来れば戦いたくない、というのを反映した傾向であって、今の20代中旬くらいの人には微妙に当て嵌まらない気はします。

どっちかというと、労働組合自体がすでに機能しなくなっているから関与しないというだけで(これは世代とか関係無しに徒労が嫌なのは当然だよね)、暴れられるものなら暴れたいみたいな上の世代とは違う感性持ってるよなぁ、彼ら。

 

政治団体、利益団体というのは有名なところで全石連、全国石油業共済協同組合連合会なんかがあるのですが、この内部でもルールがあるし、この団体そのものも政府などに対して要求をする、という性質を持っていまして。

えーと、一物一価の法則ってなんだっけ、闇カルテルみたいなもんか。

食糧管理制度が1995年廃止、ああ、これは戦中の制度が利益団体の反対でなくなったって話でしょうね。778%関税ってのは農作物(てか米)に関しての要求ですね、政府への要求以外にもあるんだね。

問題点としては上でも言及したただ乗り、加盟してなくても同じ結果になるのならば加盟せず、面倒がないほうが得、という発想によって組合そのものが弱体化すること。

多数による圧制、重複メンバーシップってのは複数の組合に加盟することかなー。

鉄の三角同盟や政治的企業家などはあれですね、一部の有力団体によって国政が極端に左右されるって話で、まあまあこれは馴染みのある概念でしょうか。