『八重の桜』#45 不義の噂

確かにもともとは愛人なんですけど、この奥さん(んで、八重さんのお兄さんももはや戦争のごたごたで家族が生きてるかどうかも不明だったわけだしなぁ)、14歳の時点から身体が不自由になってる男の側で、牢屋にぶち込まれても躊躇いなく付いていったというか、地位や名誉が出来てから作った愛人とは全くの別ジャンルではあるんですよね。

なんというか、ちょっと違うけど糟糠の妻みたいな面もあるというか。

この場合、多少の噂くらいでは離縁とかそういう話にならないのもわからんでもないんですよね、ところでこの話、噂レベルで伝わってるのを読んだことがあるんですが(旦那が覚えもないのに妊娠したので八重さんが強引に追い出した)、八重さんの性格が、とかよりも奥さんの辿った歴史がわかるとこっちのが妥当かなぁ。

ちょっと綺麗にまとめすぎたような気もするんですが、まあドラマだしね。

ところでその分間男がだいぶ決定的に嫌な奴になっていたような気はするんですが、実によくいる感じの性格なので…まあうん。いつでもどんな時でもいるよね多分あのタイプ。

 

で、正直多分50回くらいの大河で、ここで完全にゴシップ関係で1話を使い潰してしまうとは思わなかったんですが、次回は予告を見るとさらに覚馬さんの娘が! みたいな話になるようで、ちょっと期待してた徳富蘆花が出てくるので楽しみです。

(この人多摩に来てそのまま墓もあるんだよー、駅名になってるのでよく見る。)

結局奥さんが揺れたのは、覚馬さんが会津流の非常に感情のわかりにくい人だったから、ということになるんでしょうか。それはちょっと贅沢なんではなかろうか、と思わないでもないんですが、娘さんがお母さんを責めちゃうんだけど、八重さんがわざとキツく当たって、それで思わず庇うとか、あの辺りはまあうん、やっぱり定番なんだけどわかるかなぁ。