『現代日本の政治’11』#15 外交と内政

日本は基本的に外圧に弱い国だと思い込まれていて“日本特殊論”の一貫でもあるのですが、ということが冒頭で言われていたのですが、少なくとも一旦国内で研究を進める、ということに決定した次世代戦闘機(これ、中曽根時代の話だったのか、聞いたことはあります)がその後のアメリカの介入によって引っ繰り返された、という段階で少なくともそれ一回だったとしても「強い」とは言い難いんじゃなかろうかというのが正直なところなのですが。

なんだろうね、中曽根さんは国内支持絶好調、レーガン大統領は国内を取りまとめるのに失敗をし、という話を聞いてしまうともはやなんで決定から覆ったのかがわからない。

あと、大規模出店法に関してアメリカの商品が売れない法律だから改正しろ、と言われたケースなどは、言われてる時点でなんなんだよ、としか。

押し通されなかったって、それが普通だろうよなんだそれほとんど内政干渉だろ。

そういや米国産のフィルムが売れないからってねじ込んで来たことあったな、あれもなんで買わなきゃならないのかがわかんないってレベルの話ですよね。

ただ、日米経済摩擦の時に突っぱねたのは、ほとんど全米を挙げての脅し仕掛けてきた状態でよく頑張ったなぁ、とも思うのですが、案外日本で唯一の戦後生まれ、攻撃と身軽さを旨とするかつての通産省が表に立ってたからかな、と思わないでもない。

とはいえ、実際にはそこまで言いなりではなく、外圧に屈したかのように見えても実体はそんなでもないんだよ、実行段階で変形させて、というのは納得。

でもそれ、外圧に強いって言わない気がするんですよ、誤魔化したって言うよね?

 

というか真面目な話、国内での戦闘機開発ってなんで引っ繰り返されたか、詳しい分析聞きたかったなぁ、全分野での会談よりも個別のほうがまだしもってどういう意味だろう。