『環境工学’13』#1 環境問題と環境工学

そもそも環境工学とはなんぞや、ということをこの回では説明していたんですが(放送大学ってわりと第1回はそんな感じのことも多いですよね)、人間の生活によって掛けられる環境負荷「エコロジカル・フットプリント」が、地球の生産能力の総和である「グローバル・ヘクタール」を越えてしまっており、まあ長期的にはその範囲内に負荷が収まるようにしようよ、という目標があり。

ロジスティック式というもので説明されていたんですが、人口の増加は環境要因などにもよるものの、そのうち限界が来るよ、ということが数式でも試算されているようです、まあただ、昔からこの辺の話は聞いてはいるものの、予想を上回ってますよね、常に…。)

短期的には1887年に初めて日本で報告された足尾鉱毒事件、戦後に知られた水俣病イタイイタイ病などの直接的な環境被害、というより公害の防止、という役目も背負っているようです。2回で水資源利用と水質管理の話をしていたんですが、なんだろう、理想と最低ラインみたいな感じかなぁ? やっぱり二本立てで目標数値を立てているんですよね。

まあとりあえず、身近な問題が解決しないうちに人類のことを考えるのは無理だ、というシンプルな話なのかもしれません。あくまでも学問そのものの考え方の指針というか。

 

この回は正直面白いとか面白くないとかじゃなくて、理論的には説明されているものの、わりと普段から耳にするままというか、素人でも感覚的にはわりと知っている話ばかりだな、と考えてしまっていたんですが。

むしろどちらかというと、私たちが普段から聞いている環境問題についての話は、このような理論を噛み砕いたもので似てるというより直接つながっているのかもしれないなぁ、とも。しかし地球温暖化もですが、人間の生活って本当にスケールダウン出来るのかしら。