『週間 東洋経済』2012年5月19日号「ソニー シャープ パナソニック ザ・ラストチャンス」

やっぱり印象的だったのが今もホンハイとの交渉中(…というか、交渉ってこんなに掛かるんだっけ、良くても駄目でも)のシャープでしょうか、堺工場が完全なキャパオーバーとは聞くには聞くんですが、ウチもアクオスだよそんなにはっきり失敗って言わないで!

というのが長年シャープに振り回されてきた(でも愛してる)一般家庭の認識なんですが、とにかく液晶の美しさではピカ一だと思います、何度使いにくいと思っても家電量販店に見に行くと必ずシャープを選ぶ、さすがに懲りたい、と思いつつも美しいんだよ!!

正直なところいろいろ使いにくいんですが、しかし、あの圧倒的な技術力、世界が認める液晶の能力を持ってしても経営が行き詰るって日本が暗い話だよなー。

というより、3社とも揃ってテレビでこけたって見るのが妥当なんでしょうか。

パナソニックはプラズマ信仰か、ううん、きちんと技術者に聞けば液晶に分が上がるとわかったはずなのに、と言われていて、ソニーもまあテレビから手を引けなかった、今後はハードとソフトを一体化する、というのは実際ソニー向きのような気もします。

パナソニックの新社長はこれ、もともと音楽系の子会社の人だったのかな、これもソフト系の人なのであるいはソニーと似た方向に行くみたいですね、なかなか真摯な人なので、すぐにはどうにかなるわけでなくても、頑張ってくれそうな気もします。

(てか、前社長の時に失敗が膨らんでても、なんだろ、思い切った人事に踏み切ったってことは自覚あったのかなと思うんだよね、どの会社も「おかしかった」わけじゃない。)

 

他は表紙にあった日銀記事はいまいち、中国関係のいくつかの記事がだいたい面白かったです、やっぱり欠点ある、でもパワーが圧倒的、そして、日本がうかうかしてる間に技術でも定評を得てる、無闇に煽るんじゃなくてちゃんと向き合ったほうがいいよねやっぱり。